代表取締役 永田 健太 自己紹介へ

正しい図面の見方

公開日:2023/06/14(水) 更新日:2023/06/14(水) 家づくりのこと|暮らしのこと

「家族が増えて手狭になった・・」 

「今の状態では部屋が足りない・・」 

「収納からモノがはみ出している・・」 

  

多くの方にとってこれらは 

家を建てるきっかけとなる大きな理由だし、 

さらに家族の人数が増える可能性があるとしたら、 

現在の暮らしみたいにならないように 

少しでも家を広くつくろうとしてしまいます。 

  

しかし、家の価格は面積に大きく左右されるため、 

そうすれば家の価格が高くなってしまい、 

ローンにその負担がのしかかってくることになります。 

 

それゆえ、 

家の予算を合理的に落とす方法、 

つまり家を出来るだけコンパクトにする方法を 

建てる前に知っておかないといけません。 

  

もちろん、何でもかんでも 

削ったらいいわけではないので、 

いるモノはしっかりつくり、 

逆にいらないモノだけを省くことによってです。 

  

例えば、廊下をなくすとか、 

使用頻度が少なそうな部屋をつくらないとか、 

部屋の広さを必要最小限にする、 

といった工夫ですね。 

  

✔︎収納も例外ではない!? 

  

そしてこの見直しは、 

収納すら決して例外ではありません。 

  

収納をたくさんつくれば、 

それだけで収納不足が解消されるわけじゃないし、 

床面積が増えれば、 

ただただコストアップにつながるだけですからね。 

  

 

  

 

この3つの図は全て 

2帖という広さでつくった納戸ですが、 

ご覧いただければ分かるように、 

棚のつくり方やドアの位置によって 

収納出来る分量が大きく異なります。 

  

では1つ1つ説明していきますね。 

  

まずAの収納ですが、 

1方向だけしか棚をつくっていないため、 

幅1.69mの棚板を 

何枚つけるのかによって、 

収納量が違ってきます。 

  

仮に棚板が2枚であれば 

使える段数は3段になるので、 

1.69m×3枚=5.07m分 

棚があるということになるのに対し、 

棚を5枚にしたら使える段数が6段になるので、 

1.69m×6枚=10.14mになる 

といった感じです。 

  

では続いてBの収納です。 

つまり、もう1方向棚板を増やした場合ですね。 

この場合、棚板の奥行きを30cmと仮定すると、 

1.69m-30cm=1.39mの棚を 

クロスして設置することが出来ます。 

  

その結果、クロス方向にも6枚棚板がつくため、 

1.39m×6枚=8.34m分、 

先程の場合より棚が増えることになります。 

  

Cの場合はどうでしょうか? 

Cは収納への入り口を 

少し真ん中にずらした場合です。 

  

となると、反対方向にも 

棚板を設置することが出来るので、 

さらに1.39m×6枚=8.34m分、 

棚が増えることになり、 

Aの場合とは比べ物にならないぐらい 

モノが置けるようになります。 

  

このように一口に2帖の納戸と言っても、 

そのつくり方によって 

収納量に雲泥の差が生まれるのが 

収納の知られざる真実なんですよね。 

  

まー、言われてみたら「あっ、そっか!」 

という感じだと思うんですけど、 

図面の見方を知らないと 

どうしてもこれに気付けないんですよね。 

  

✔︎そこに立っている目線で図面を見る! 

  

では、ここからは結論を述べたいと思います。 

図面を見る時は上から眺めるのではなく、 

そこに立っている目線で見てみてください。 

  

そうすれば、 

床面積で収納の量を判断するのではなく、 

収納の中に存在する壁の量で 

収納量を判断することが出来るようになります。 

 

つまり、上から眺めているだけだと、 

どうしても収納が足りないんじゃないかと感じてしまい、 

悪戯に床面積を増やしてしまうのですが、 

この見方が出来れば、 

それが回避しやすくなるというわけですね。 

  

というわけで、 

不用意に面積を増やさなくても、 

簡単に収納量を増やすことは出来るので、 

この事実をあらかじめ知った上で、 

家づくりをしていただければと思います。 

  

ぜひ参考にしてください! 

それでは、、、 

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