スタッフブログ

床暖房の基本と疑問点

代表取締役 永田 勝健 自己紹介へ
2020/05/13(水) 家づくりのこと

 

 

床暖房の魅力を一言でいうと、「足元から暖めてくれるその心地よさ」でしょう。

床暖房は、フローリングなどの床仕上げ材の下(もしくは床材の内部)に組み込まれた熱源から暖房を行います。

冬場にエアコンなどで室内を暖房しても、なかなか足元やひざ元までは暖まらず、

その不快な寒さに悩まされている人は多いはずです。

床暖房は、触れている部分から直接暖かさが伝わってくるため、足元をダイレクトに暖めることができます。

 

◆部屋全体を暖めてくれる暖房方法

もしある特定の場所の足元だけ暖かくしたいのなら、お手軽な電気式の敷きマットを使うこともできます。

一方、床暖房では、単に足元を暖めるだけではなく、その部屋全体も暖める役割を果たします。

床下から放出された熱は、室内の人や家具などに吸収され、そこからまた放射される輻射熱となり

室内の空気全体を暖めます。その暖かさは、エアコンのように風が直接当たることもなく

輻射熱によってじんわりと、体の芯からぽかぽか暖めてくれるという特徴があります。

 


 

床暖房の上にカーペットやラグを敷いてもよいのでしょうか?

小さなお子さんのいるご家庭の場合、階下への音を軽減するために

床に厚手のカーペットを敷くことが多いようです。

そうすると、床暖房をつけても効果がないのでは?と思い

床暖房を使用しないケースとなるようです。

 床暖房は、フローリングなどの床材仕上げの下に組み込まれた熱源から

暖房を行い、足元からぽかぽかと温まることが大きな特徴であり、魅力のひとつです。

その上にカーペットやラグを敷くと、暖かさが伝わりにくくなるため

敷かない方が良いでしょう。スリッパなども履かずに、素足または靴下で過ごすと

暖かさが実感できます。しかし、音の問題などから、どうしても

カーペットを敷きたいご家庭では熱に強い床暖房対応のカーペットから

なるべく薄いものを選ぶと良いでしょう。

 

◆床暖房だとなかなか部屋が暖まらない

床暖房は輻射熱で部屋全体を暖める暖房方法のため、エアコンやストーブに比べると

部屋が一定以上の室温になるまで時間がゆっくりという印象があります。

これらのデメリットに対応するため、たとえば温水式の床暖房の場合は

立ち上がり時には高い温水をを流したり、床下のパイプ数を増やしたり、

パイプ放熱ロスを少なくする工夫をしたりと床暖房メーカーも開発を続けています。

 

◆床暖房だけでは寒い気がする

先ほども述べたように、床暖房は立ち上がりに時間がかかる暖房方法です。

もし気になるようであれば、立ち上がりの時にはエアコンを併用し、一定以上の室温になったら

床暖房のみにしてもいいでしょう。もし、ずっとつけていても床暖房だけでは暖かさが足りないと

感じた時には、家全体の気密性や断熱性が低いことが原因かもしれません。

リフォームで床暖房を導入する時は、家全体の断熱性能も一緒に見直すことをおすすめします。

 

◆床暖房の光熱費は高くないの?

床暖房の光熱費については、東京ガスのホームページに

ガス温水式床暖房の試算が載っています。

・ランニングコスト 1時間あたり

立ち上がり時(1時間あたり) 約43円

定常時(1時間あたり) 約11円

・ランニングコスト(1日あたり)

立ち上がりから8時間運転した場合 約131円

 

参考に新型エアコンのランニングコストと比較してみましょう

・2020年度モデルM社 税込み約124円

・2020年度モデルP社 税込み約122.3円

 

床暖房の電気代は高いというイメージがあるかもしれませんが、

最新型エアコンと比べても1日当たりの電気代の差は10円程度です。

上記の試算はガス温水式の床暖房の一例ですが

電気式にするか、温水式にするか、どんな熱源機を組み合わせるかによっても変わってきます。

例えば、電気式の床暖房なら安い深夜電力を蓄熱して

昼間に放出させて光熱費を抑える方法もあります。

ガス温水式の場合は、熱源をエコジョーズなどの高効率給油機にすることで

省エネ効果を高めることができます。

 

また、お湯をつくると同時に発電もする家庭用燃料電池「エネファーム」と

床暖房は相性の良い組み合わせです。エネファームを導入した家庭で温水式床暖房を利用し、

お湯をたくさん使うとその分たくさん発電するため、電気代が安くなります。

現在、エネファームは戸建てにもマンションにも採用が進んでいます。

 


 

◆コストだけではなく暮らしに合った暖房を

現在のところ、暖房費だけは着目すれば月々かかる光熱費では

省エネ化が進むエアコンが一番優れていると言われています。

しかし、寒さが厳しく豊かな森林を持つ地域では薪ストーブや

ペレットストーブなどの暖房方法が注目されていますし、

首都圏の新築分譲住宅では床暖房とエアコンを併用するところが多く見られます。

 

暖房の選択は、ランニングコストだけではなく

住まい手が感じる快適さや、住む地域によって必要な暖かさなど

様々なものさしがあるはずです。

ご家族が快適に過ごせる方法を選んでいただきたいと思います。

 

それではまた♪

 

 

 

記事一覧|2020年5月

1ページ (全2ページ中)

ページトップへ