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変動型も選べる人

チーフアドバイザー 宮里 將博 自己紹介へ
2022/02/23(水) シンプルノート

本日のテーマは「固定金利が向いている人とは?」です。

変動型の住宅ローンのメリットは、

固定型に比べて金利が安いことです。

また、借入時にかかる経費が、

固定型よりも少ないのも変動型の大きな魅力です。

 

この他、固定金利に比べて、

貸し出し条件に融通がききやすいのも

この変動型住宅ローンの

隠れメリットなのですが、

とはいえ、誰もが変動金利を

選んでいいわけではありません。

  

その理由は、返済が終わるまでずっと

返済金額が固定されないからです。

つまり、3年後や5年後、10年後に

返済金額が変わってしまうかもしれない

ということですね。

 

それゆえ、変動型の住宅ローンは、

選んでもいい方と選ぶべきじゃない方に分かれます。

では、選んでもいい方は一体どういう方なのでしょうか?

 

借入金額が少ない方


若干、抽象的な表現になってしまいましたが、

一体どれくらいが少ないのか?というと、

個人的には1500万円以下だと思っています。

 

となると、土地を持っていることは最低条件で、

かつ、自己資金をそれなりに入れられる人

ということになります。

あるいは、親からの援助がかなり期待出来る方ですね。

 

この理由は、借入金額が少なくて済むのと、

返済期間を短く設定することが出来るからです。

 

例えば、返済期間を20年で設定出来れば、

10年後に金利が変わる

変動型の住宅ローンを選んだとしても、

大してリスクがありません。

 

ほぼ半分返済が終わっているため、

多少金利が上がっても、

返済金額にそう大きな影響がないからです。

 

また、この場合、

金利見直し時に他の銀行で借り換えすれば、

再び最安のキャンペーン金利で

返済していくことが出来るし、

あるいは、それを阻止したい銀行が、

いい条件を提示してくれるかもしれないので、

結局、返済金額も上がりにくいという

メリットも享受出来たりします。

 

貯蓄が出来る方

 

変動金利のリスクは返済金額が

最後まで一定じゃないというところです。

それゆえ、もし金利が上がった時には、

返済額が上がってしまわないように、

リスクヘッジが出来ないといけません。

 

そして、そのリスクヘッジが繰上げ返済です。

仮に、返済金額が一気に2万円も上がってしまったら、

とっても困りますよね。

 

でも、この時に繰上げ返済をすることで、

返済金額を今までと同じように保てれば、

別段困ることもないですよね。

 

そんなこんなで、

あなたがどのような状況であったとしても、

怠ることなくコツコツと貯蓄していくことが出来るのなら、

変動型を選ぶリスクはほとんどない

と言っても過言ではないと思っています。

 

むしろ金利が安い分、

最後まで大して金利が上がらなかったとしたら、

終わってみたら最も金利の支払いが少ないかもしれませんしね。

 

いかがでしたか?

この2つのいずれかに当てはまるなら、

個人的には変動金利をオススメさせていただきます。

 

間違えても、冒頭でお伝えした

メリットばかりに焦点を当てた状態で、

つまり目先の利益だけに囚われた状態で、

住宅ローン選びをしないように

気をつけていただければと思います。

 

ぜひ参考にしてください。

それでは、、、

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