南向きという固定概念

公開日:2023/01/27(金) 更新日:2023/01/30(月) 家づくりのこと|土地探しから家づくりまで

こんにちは。

チーフアドバイザーの宮里です。

今日のテーマは「リビングの向きの決め方」についてです。

 

家づくりをするにあたって、

リビングを含めた居室は

「出来るだけ日当たりを良くしたい」

とお考えになると思います。

そして、そうするために

誰もが日当たりが良い土地を買おうとします。

 

しかし、現実は土地の日当たりの良さと

家の明るさや快適性には

大して相関関係がありません。

 

いや、むしろ土地の日当たりの良さが

かえって家の快適性を損なう傾向が

あるのではないでしょうか?

 

例えば、あなたが日当たりの良い

南向きの土地を買ったとしたら、

あなたは家を建てるにあたって

一体どのような希望を

住宅会社にお伝えになるでしょうか?

 

おそらく大体の方が

出来るだけ全ての部屋を南向きにして欲しい

とお伝えになると思います。

 

せっかく高いお金を出して

日当たりが良い土地を買ったわけですからね。

その恩恵を最大限に受けたいというのが

当たり前の感情だと思います。

 

しかし、日当たりが良い土地は

そこに大きな落とし穴があります。

 

✔︎暮らしている姿を想像していますか?

 

南向きの土地に

南向きの部屋をたくさんつくり

かつ大きな南向きの窓をつくった場合、

そこからはたくさんの光が入ると同時に

たくさんの視線も入ってくることになります。

 

となると、その窓には視線を遮るための

カーテンが必需品となります。

そして、カーテンによって

光を遮断してしまうことになります。

 

また、視線が気になるお家は

防犯的にも不安を抱えることになります。

外から見たら間取りも分かってしまうし、

夜になると、照明によってどこに居るのかまで

分かってしまうからです。

 

となると、防犯強化のために

シャッターもつけざるを得なくなります。

シャッターをつけておけば、

台風の時に何か飛んできた時も

窓が割れるのを防止出来るので一石二鳥ですしね。

 

そして、南から容赦なく差し込む

直射日光の眩しさや暑さを緩和するために、

カーテンどころかシャッターまで

閉めっぱなしにしてしまうことになります。

 

さて、このお家は本当に明るくて

快適な住まいなのでしょうか?

ですよね。100%違いますよね。

 

実に多くの方が

このジレンマの中で暮らしているのですが、

この原因は、確実に

「南向きに部屋をつくらなければいけない」

という思い込みです。

 

確かに、寝ている時間以外の

全ての時間を過ごすことになるリビングは

日当たりがいい南向きで窓をつくるのが理想的です。

 

しかし、明るさと快適性を担保するためには、

それに加えてプライバシーも

担保しなければいけません。

 

逆に言うと、

プライバシーが担保されてない状態で

どれだけたくさん南向きの窓をつくっても

それは意味がないということです。

 

なので、家づくりをする時には、

部屋の位置をどこにするのかまで指定しないように

気をつけていただければと思います。

 

リビングを南向きにつくることは大切ですが、

リビングの配置は、

その土地の環境に合わせながら決めないと、

プライバシーと明るさ・快適性が両立した

リビングをつくることが出来ないので。

 

そして、土地選びにおいても、

決して南向きだけにこだわらないように

していただければと思います。

南向きの土地は

価格も相対的に高く設定されていますしね。

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