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広い土地の「なるほど!」な欠点

代表取締役 永田 勝健 自己紹介へ
2022/04/01(金) 家づくりのこと

こんにちは。永田です。

今日のテーマは「広い土地は結局お金がかかる」です。

 

 

土地の価格は地域によって異なるのはもちろん、

同じ地域でも立地によって異なるし、

同じ場所でも日当たりや形によって異なります。

そして、当たり前のことですが、

面積も土地価格を左右する要因の一つです。

 

ですが、土地面積が増えた場合、

単純に土地価格が上がってしまうだけじゃなく、

それに付随して庭の工事費用が高くなるし、

また、土地を持ち続けている限り

ずっと支払わなくてはならない

固定資産税も高くなってしまいます。

 

 

例えば、本当は50坪ぐらいでいいのに、

80坪もの土地を買ってしまったら、

30坪分、余分な庭の工事費用が必要になるのですが、

この場合、どれくらい余分な工事費用がかかるのでしょうか?

 

まずここに、草抜きが面倒だからと

コンクリートを打つとしたら、

75万円〜80万円もの費用が必要となります。

 

そして、土地が広くなった分、

境界の距離も長くなります。

道路の接道長さを10mとした場合、

50坪の場合であれば、

周囲の境界の長さは約43mなのに対し、

80坪となれば約63mとなるのですが、

仮に、オシャレなフェンスをするとして、

それが1mあたり約25,000円必要だとしたら、

これだけで約50万円高くなってしまいます。

 

そして、これらを合わせると、

145万円〜150万円も庭の工事費用が

高くなってしまうのですが、

ぶっちゃけ、これってメチャクチャもったいないし、

メチャクチャ無駄なコストですよね・・・

 

また、固定資産税については、

200㎡(=約60坪)までは、

課税標準が6分の1になるものの、

それを超える部分は、

課税標準が3分の1となるため、

仮に、課税標準価格が1坪あたり、

15万円だとしたら、50坪の場合は、

15万円÷6×50×1.4%=17,500円なのに対し、

80坪になると、

15÷6×60×1.4%=21,000円

15÷3×20×1.4%=14,000円

21,000円+14,000円=37,000円となり、

今後ずっと毎年20,000円弱、

余分な税金を払い続けていくことになってしまいます。

 

いかがですか?

こうやって数字を当てはめてみると、

土地を広く買うのってメチャクチャもったいないと

感じていただけたのではないでしょうか?

 

適度な広さの土地を買う

 

以上のような理由から、

土地は家に合わせた広さで買うことをオススメしています。

 

そして、そのためには

どんな家を建てたいのかが明確になっていない状態で、

土地を探さないようにしなければいけませんし、

また、資金計画によって

自分自身の正確な土地予算が明確になっていない状態で、

土地を探さないようにしないといけません。

 

具体的には、まず資金計画から始め

家づくり全体にかけられる予算を出した上で、

土地、家、庭それぞれに予算を配分していきます。

 

そして、その土地予算の中で、

土地探しをするわけですが、

その前に、算出した家の予算の中で、

どんな家が建てられるのかをある程度把握してください。

 

あなたが建てたい家が、

平屋なのか2階建てなのか?

絶対に妥協したくないことが何なのか?

そして、その場合、

その予算で、どれくらいの大きさの家を

建てることが出来るのか?

といったことです。

 

これらが分かった上で土地選びをすれば、

土地にかける予算と

庭にかける予算の両方を

抑えることが出来るようになるでしょう。

 

ということで、

予算とどんな家にしたいかが明確になっていない状態で、

先走って土地探しをしないように

気を付けていただければと思います。

 

それでは、、、

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