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省エネ住宅を勘違いしていませんか?

チーフアドバイザー 宮里 將博 自己紹介へ
2021/12/13(月) シンプルノート

本日のテーマは「省エネ住宅と電気料金」についてです。

 

 

『省エネルギー住宅』と聞くと、

とっても耳障りがいいし、

大幅に電気料金が抑えられそうなイメージを

思い浮かべるのではないでしょうか。

 

しかし、家の高性能化は、

そこで暮らす快適性はグンとアップするものの、

電気料金を大幅に抑えられるわけではありません。

 

つまり、

『省エネルギー住宅=快適なお家』ではあるものの

『省エネルギー住宅=電気料金が安い家』ではない

ということ、なんですよね。

 

その理由は、

家庭で使うエアコンの年間消費量は、

全体の電気消費量のわずか

28%しか占めていないからです。

 

仮に、年間の電気料金を120,000円とすると、

(毎月平均10,000円の計算です)

エアコンが占める割合は、

年間で33,600円だということですね。

 

市場の調査によると、

エアコンが占める割合は、

70%ぐらいだという結果が出ているので、

現実は、イメージの半分以下ぐらいしか

電気料金がかかっていないということですね。

 

では、何にそんなに電気料金がかかっているのか?

 

この結果が示しているように、

イメージ的には、家の高性能化は、

大幅な電気料金の削減につながる

と考えてしまうことでしょう。

 

しかし、冷暖房以外にかかっている

その他72%のものには、

家の高性能化によって削減出来るものがないため、

大幅な電気料金の削減にはつながりません。

 

例えば、最も電気を消費するものは、

“冷蔵庫”なのですが、

家の高性能化によって

この電気料金は安くなるでしょうか?

 

また、続いて電気を消費するのは、

“照明器具”なのですが、

家の高性能化によって

この電気料金は安くなるでしょうか?

 

テレビもエアコンよりも電気を消費するのですが、

家の高性能化と相関関係はあるでしょうか?

この他、給湯器はエアコンと同じぐらい

電気を消費するのですが、

これも家の高性能化と相関関係はあるのでしょうか?

 

ですよね?

残念ながら、どれも全く関係ありません。

 

 

電気料金を安くするための方法

 

 

電気料金は、終わりがある住宅ローンと違い

一生払っていかなくてはいけない費用です。

それゆえ、家づくりをする時には、

この費用についても真剣に考えなければいけません。

もちろん、“快適な住まい”にもしながらです。

 

また、今後は、

電気料金が上がっていくことが予想されます。

 

電力の自由化をした国は、

例外なく全ての国が、電気料金が上がっているし、

実際、太陽光発電の売電収入は

国民全ての電気料金から全て支払われていますが、

このチャージ料金も年々上がっていっているからです。

(現在は、電気料金の10%強を占めています)

 

それゆえ、これから家づくりをされるなら、

家の予算や住宅ローンはもちろん、

この電気料金のことにも

目を向けなくてはいけませんし、

そのために、前向きに考えていただきたいのが、

『太陽光発電の設置』です。

 

しかし、太陽光発電には、

肯定的なイメージよりも、

否定的なイメージが蔓延していることもあって、

一体、どの情報を信じていいか

分からなくなっているでしょうし、

その断片的な情報では、

なかなか前向きに考えることが出来ないでしょう。

 

ということで、

あなたが太陽光発電の設置について

詳しくお話が聞きたいとお考えであれば、

弊社の考え方についてお伝えさせていただくので、

いつでもご連絡いただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

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